2001-01-01から1年間の記事一覧

DAY

こういう真っ白な世界というのは何ともいえず落ち着きます。 夜更けに一人歩いていると、歩く自分雪を踏む音だけが響くので、 足を止めて、息を殺すと、全く音のない白と黒の世界に一人自分がいるのに気がつきます。 風のない日には、私が足を止めている限り…

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私は自然を見たい。 私が生きている世界がどのようなものなのかを知りたい。切り口はいろいろあるけど、とりあえず今挑戦しているのは、 いきものが自分を囲む周りのものと強くあるいは緩く関係しながら生きていて、 関係していく中で変化して次のステージに…

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一ヶ月のうち3度くらい、男!男!男!って思ってしまう。 やってらんないよナ。 それで一ヶ月に3度くらい、誰かとぎゅぅぅってしたいって思ってしまう。 たった一ヶ月に3度くらいのことで少し我慢すれば去っていく感情なのだけれども、 我慢している最中つま…

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ひたすらORDINATIONについて読む。 やっぱりこの手法は私が探し求めていたものだ!と再認識した。 こういう瞬間があるから、研究はやめられない。 行き詰まってさんざん悩んで、それが解決した瞬間というのは、 5月のきれいな若葉みたいだ。昨日も今日も、夜…

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月曜日 午前中のゼミに出るために朝早くから学校へ行ったのに、 今日JMSのワークショップがあることを思い出したので、 電車で逆戻りして話を聞いてきた。 教科書にのっているような基本的な話だったけれども、 すっかり忘れていたので新鮮で刺激的だった。 …

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夏の終わりの夕暮れに空には、 夕日から受ける光そのものの色をして、 風にたなびき風にたなびくでもなく、 あるかと思ってじっとみていれば消えてしまうような、 雲の切れ端が浮かんでいる。私の乗った飛行機は飛び立ってすぐに北東の方向に大きく旋回する…

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日記を書くの、さぼっていた。この一ヶ月弱の間にあったこと。・エポ吉が悪戯された。盗まれそうになったらしく、鍵が壊された。 夏休みの中学生のしわざだろう。・夜構内を歩いて帰っていたら、 木々の間をぬってハーモニカの音が漂ってくるので、 そのまま…

朝の5時頃繁華街で24時間やっているモスバーガーに行ったら、 朝まで遊んでいて泊まるところがないのか始発をまっているのか 子供やわかものが机に伏したりソファーに寝転げたりしているのを見て そうだ、こういう世界もあるんだったなと とても新鮮な心持ち…

紀伊国屋に行って金井美恵子のタマやを買い、 研究室に行って解析をしながら読んだ。 金井美恵子は好きじゃない好きじゃないと思っているのだけれども、 なんだかんだいって好きなのかもしれない。 いや、好きじゃないけど、共感できるかもしれない。 生活の…

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眠いとか暑いとか喉乾いたとか 実験が上手く行かないとか来年からどうしよう この先どうなるんだろうどういう人になるんだろうとか そういうことばかり考えながら足もとばかりを見ながら歩いていて ふと見上げた目の前の景色がきれいだったりすると それだけ…

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眠くて仕方がないので金井美恵子の小春日和を持って会議室の前のソファーに行き、 こんなことしている場合じゃないのになあと気がとがめつつも、 うたた寝をしたり本を読んだりした。 午前中は曇っていた空がすっかり晴れ上がり、 窓の外ではポプラが揺れて…

実際、僕らは半分夢の中に住んでいるのではないかと、 思うことはよくある。例えば、 ポプラの綿毛が舞う道を走っている時、 シラカバの木立を通り抜ける時、 ニセアカシヤの香が漂う夏の夜に歩いている時、 暑い日に窓の外をじっと眺めている時、 その瞬間…

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今日は陳さんの送別会だった。 よく晴れた日で、夕方早めから始める予定だったので、 学校の北に広がる空き地の東側でやった。昼間から外でビールを飲むのは気持ちいい。 鳥の話をしたり、雲の話をしたり、 穏やかな時間を過ごすことができた。遠くの潅木が…

家へ帰ろうと建物のドアを開けると、外は夜だった。 ひんやりと冷たい空気の中を歩いていると、 木々の間から夜の香が漂ってくるのだった。学校の中の大きな通りは、 暑くもなく寒くもなく 月がきれいで初夏の香が漂って こんな時は誰もが外へ出て夜を楽しみ…