今日は陳さんの送別会だった。
よく晴れた日で、夕方早めから始める予定だったので、
学校の北に広がる空き地の東側でやった。

昼間から外でビールを飲むのは気持ちいい。
鳥の話をしたり、雲の話をしたり、
穏やかな時間を過ごすことができた。

遠くの潅木が白い花を咲かせているのが見えたので、
花の名前を稲荷君に尋ねると、
わざわざ見に行ってくれた。
見に行くだけではなく、一枝手折ってきてくれた。
野イバラだった。

思った通り、素敵な夕暮れを見ることができた。
昨日少し雨がふったせいか、
夕日は地平線に隠れるまでくっきりと見ることができた。
とても大きな夕日で、戸田先生が、
あの夕日は陳さんの故郷の中国の夕日のようだね、
と言った。

夕日の反対側の東の空には、
それは見事なペリカン雲が出ていた。