紀伊国屋に行って金井美恵子のタマやを買い、
研究室に行って解析をしながら読んだ。
金井美恵子は好きじゃない好きじゃないと思っているのだけれども、
なんだかんだいって好きなのかもしれない。
いや、好きじゃないけど、共感できるかもしれない。
生活の中で、人と否応なく関係を持たざるを得なくて、
それに振り回され面倒に巻き込まれ
自分のことも上手くいかなかったり、
実際そういう生活を私達も送っているわけで、
つかみどころのない不安定な蜘蛛の巣の中に自分は在るのです。