子猫をグリルで焼く 動物虐待容疑で米の男性を逮捕
2002.07.17
Web posted at: 06:09 JST

  • CNN

ミズーリ州リバティー(AP) 生後7週間の子猫をバーベキュー用のグリルで焼いたとして、動物虐待の容疑で当地の男性が逮捕された。

この男性はチャールズ・ベノイト容疑者(24)。現場にいたシェリー・スコットさんによると、12日夜、スコットさんの自宅アパートの庭で同容疑者ら数人が集まって料理をしているを見つけた。

スコットさんが「何を料理しているのか」と尋ねると、彼らは「猫だ」と答えた。子猫はバーベキュー用のグリルに置かれ、周りにいた人は「ニャー、ニャー」と猫の鳴き声を真似てたり、棒で猫を突付いたりしていたという。

また人たちはスコットさんに「助けたかったら、助けてみろ」などとからかったりした。スコットさんが「警察に電話する」と言ったところ、ベノイト容疑者らは逃げてしまったといい、スコットさんが子猫を助け出した。子猫はグリルの燃料の石炭の上に乱暴に置かれており、尾や、ヒゲ、毛、目などは焦げていた。

ベノイト容疑者は最高禁固5年の刑に処せられ、5000ドル(58万円)の罰金も課せられる可能性がある。

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彼らアメリカ人はよく「子ブタ」を「グリル」で「焼」いたりしているのだから、「ネコ」を「グリル」で「焼」いた、という事実をもって動物虐待とするのは全く理不尽な話だと思う。焼いた対象である子ブタとネコの間には、本来ならば全く何の差異も無いはずである。おそらく、容疑者たちの行動が動物虐待とされた理由は、その行動がネコをいじめる目的でなされたからだろうと思われる。でも、たてまえの目的などというものは後からいくらでも変更できる曖昧なものなのだから、それをもって動物虐待であるか、そうでないのか、判別するのは難しい。アメリカには、判別の正当性をも覆い隠すほどの感情に先走った動物「愛護」の精神があって、いやらしいね。という話を友人としていたら、料理好きで食べるのも好きなNさんが、それはきっときちんと最後まで食べなかったからだよと言った。