知人の二歳になる娘さんが四六時中歌っているというメールを読んで思い出した。小さいころ私も、適当なことを妄想しながらそれに適当なメロディーを付けて延々と歌っているような、南のお告げどころウユララのような子供だった。12歳くらいまでは。大きくなって分別を身につけたのでそんなことはしなくなったけれども、20歳頃に、道を歩きながら歌を歌っても良いんじゃないか、と思い立ち、他人との関係や自分への評価などの多方面から検討した結果、道を歩きながら歌を歌っても良いという新たな分別を作り出した。口の中でゴニョゴニョする程度だけれども。

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

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